【読書感想】神様の御用人 [読書]
『神様の御用人 (メディアワークス文庫)』 すっかりとハマってしまいました。
あるフリーター君が、ヒョンな事から役を賜り、様々な神様からの御用にお応えしていくというのが、話しの根幹です。(これ以上は本題に踏み込んでしまうので、自粛します。)
登場する神様がまた色々で、とても人間味があり、御用人が導き出す御用への結論がなんとも暖かく、趣深く…。
其れ程、複雑な思いではないのですが、ホッとするようなお話しが私を虜にしました。何の気なしに書店で手にとった一冊から、この1週間で、あっという間に3冊を読んでしまい、続きが何とも待ち遠しいです。
次ははどの様な神様がお悩みになられているのか…、故事から話を紡ぎ出す作者に早く早くと我が儘な念を飛ばさざるを得ません。 また、絵本でぐらいの知識しか持ち合わせていない日本の神様達や神社についても知りたいなと思う様になってきました。
そして話の中で、さりげなく苦言ともはたまた嘆きなのでしょうか・・・。
人との交わりや、畏敬・感謝の念が薄れていくことで力が弱まってしまっている姿をさらしていました。
我が身を振り返ると、神社の社殿に手を合わせ願うことの方が、多く、感謝することは少なかったなと反省しきりです。
実際のところ、八百万の神々がどの様な思いにたたれているのかは、分かりませんが、この本を読んでいるとそんなお気持ちになられているのかな?とも思ってしまいました。
早速、週末に裏の氏神様に先ずは今日までの感謝の思いをお伝えしに行こうかと思います。
- 作者: 浅葉なつ
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/12/25
- メディア: 文庫
好き度 :★★★★ (浅葉なつさんの織りなす世界に虜になりました。)
お薦め度 :★★★★ (頭の疲れている時など、いいかもしれません)
でしょうか。
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