SSブログ
JAL日本航空 先得

日本最古の洋式燈台へ ~観音崎へ ~ [散歩]

アメリカン・エキスプレス

何年ぷりでしょうか・・・。

おそらく小学校5年生の臨海学校以来でしょう。
およそ、25年ぶりに観音崎へ行ってみました。曇天で海浜公園を散歩すると言うのには全く向いていない日でしたが(苦笑)

しかし、それはそれで中々おつなもので、ゆっくりと誰に邪魔される事なく散策をする事ができます。とは、言っても少々自虐的ではありますが。

観音埼燈台の立つ、観音崎公園は豊かな森と岩礁海岸に囲まれた海と森が調和した公園です。幕末以来防衛上の重要な場所として要塞地帯になっていたため開発を逃れた広大なスペースに豊かな自然が残されています。

そして、その中に観音埼燈台はあります。東京湾浦賀水道を照らし、東京湾海上交通センターとあわせ海上交通が輻輳する浦賀水道航路の安全に寄与しているそうです。また日本初の洋式灯台であり、この灯台の着工日を記念して11月1日灯台記念日に指定されています。
(ちなみに、発点灯は旧暦の明治2年1月1日です。)

その様な関係もあるのでしょうか、来る11月3日は「観音崎フェスタ」が開催されます。
その他にも自然観察をテーマにしたイベントも開催されています。

個人的には、11月19日(土)の「地層ガイドツアー」が気になっています。

これが燈台です。中が見学できます(大人200円)

2011年10月21日18時38分27秒 2011年10月21日18時38分42秒

この燈台の水面上から燈火までの高さは56メートルで、光達距離は19海里だそうです。
(1海里は1852メートル)
光度は7万7千カンデラだそうです。

この日は、風が強かった事もあり曇っていながらも京葉工業地帯から房総半島をきれいに望む事ができました。ちょっと写真ではわかりづらいです。

kannnozaki6

燈台から300メートル離れた高台には東京都海上交通センターがあります。
あっさり書いていますが、燈台からの移動は、地層剥き出しの切り通しを通って、蜂の巣注意の林の中をアップダウンしてようやく到着というちょっとした散歩には充分満足かなという道でした。

この東京海上交通センターも先の「観音崎フェスタ」に併せて一般公開されるうようです。
(詳細はこちら

観音崎公園の海岸からみた自動車運搬船です。なんだか厳つい面相ですね。
きっと空気抵抗等を意識したデザインなのでしょう。

ぼ~っと航行する船舶をみているとどのくらいの船舶が行き交うのか、ちょっと気になりました。
で、出てきたのが国土交通省東京湾口航路事務所が作成した「数字で見る東京湾」というサイトです。(表はそのサイトからリンクして掲示しています。)

◆航路の通行状況
東京湾には、1日当たり約600隻ほどの船舶が航行しているそうです。

※平成19年9月10日11:00から9月13日11:00までの3日間観測した総通航隻数に対する1日平均の通航隻数を示します。
※中ノ瀬航路航行船舶数は浦賀水道(北航)船舶数と一部重複しています。
資料:「三管区統計資料年報(平成19年度)」第三管区海上保安本部

予想というか見てきたとおり、圧倒的に貨物船です。

で、ここの所の景気を考え、日本の時勢を思うに取扱い貨物が減っているのだろうな~と思って見たのが次の表です。しかし、非常に残念です。平成19年までしかありません。できれば、こういう数字は統計が出た都度更新して欲しいものです。

※ 対象船舶5t以上
※ 各年8月から1月の3日間観測した総通航隻数に対する
1日平均の通航隻数を示します

予想通り落ち込みを見せています。
邪推ですが、これ以上更新されていないのは、続く2年間でより落ち込みが激しいのかもしれません。なので、敢えて更新していないのかもしれないですね。

自分ではグラフ化するところまではしていないのですが、三管区統計資料(年報)の平成21年度版を見ると、リーマンショックのあった平成20年よりも平成21年の入港数は減少していました。(東京湾内の港と鹿島、清水、田子の浦、日立港を含んだ統計を参照)

ちょっとした観光から、日本経済の概況を鑑みるきっかけにもなる場所、それが観音崎なのでした。これで米国の艦船が大挙して通過していたら日米関係の考察へと羽を広げられるかもしれませんね。世界と日本のつながりが目のあたりに意識できる場所としては、面白い場所だと思います。

ただ、これからの季節は晴れている日に行かれる事をお勧めします。
方法としては、京急の浦賀駅からバス(約20分、210円)がいいのではないかなと思います。


タグ:観音崎 燈台
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。