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【読書感想】大人の見識 [読書]

大人の見識 (新潮新書 237)

大人の見識 (新潮新書 237)

  • 作者: 阿川 弘之
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 新書

品格や見識ということが問われる世の中なのだろうか。
今朝の読売新聞のトップにも『「雨なので家まで送って」非常識110番急増、警察業務に支障も』や『若い男から110番、出てみれば「ゴキブリが気持ち悪い」』という記事が載っていた。この様な記事が出る事自体、私たちは「品格」や「見識」といったものを、少しおざなりに考えすぎてきてはいないだろうか。

著者の戦前・戦中の事件や、人物を通しての逸話、そして自身の体験を通して蕩々と綴られる筋の通った文書の前になにやら襟を正す思いのするエッセーであった。

しかしだからといって、終始重たい話題が続くという本でもなかった。

  • 英国人のユーモア
  • 海軍のフレキシビリティ
  • 昭和天皇への思い
  • 孔子について

この様なトピックスから本来、日本人が持っていた「大人」という姿やあり方が語られおり一気に読み通してしまえる 面白さもあわせもっている。

とはいえ、語られる内容は耳に痛い、心に響くものであると思う。

(最高★五個として)
好き度     :★★★★   (心に響きます)
お薦め度 :★★★★   (でも面白いです。)
かな。
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