「護衛艦ひゅうが」を見学 ~春を通り過ぎてしまった初夏の横須賀港?~ [散歩]
4月11日(土)、つまり昨日、この3月に引き渡されたばかりの新造艦である「護衛艦ひゅうが」の一般公開があるという事で、朝も早くから横須賀へ行ってきた。
横須賀駅へ着いたのは9時33分。ただ、横須賀線の車内は何となく目的を一にする御仁達であふれかえっていたので、もう混んでいるかな~という覚悟はしていったのだが、昨年6月の「しらせ」の時とは比較にならない盛り上がりようだった。
実際に以下の様なニュースが配信されている。
“ヘリ空母”ひゅうがの一般公開に8200人…横須賀”
護衛艦「ひゅうが」の一般公開には約8200人が詰めかけた(海自横須賀基地で)
海自最大の護衛艦「ひゅうが」の甲板。一般公開には家族連れなど約8200人が詰めかけた。 海上自衛隊横須賀基地に先月18日に配備された日本初の“ヘリ空母”「ひゅうが」が11日、一般公開され、県内外から約8200人が訪れた。
海自最大の護衛艦の初公開とあって、午前9時半の開場前から、大勢の艦船ファンや家族連れが詰めかけた。艦内の狭い階段では来場者が移動しきれなくなったため、急きょ、ヘリコプター昇降用の大型エレベーターを使うほどだった。
(2009年4月12日00時03分 読売新聞)
正直、最初からかなりの行列だった。
何度か行列はあったのだが、まず、横須賀地方隊へ入る際に荷物チェックで先ず30分炎天下で並んだ。
その「苦行」を終え、基地内の広々と敷地を岸壁の方へ進むと、いました!「ひゅうが」が。
どこから見てみ、やはり通常の護衛艦とは異なる。
巷では軽空母としてハリアー等を搭載するのではないかという懸念(?)もあったらしいが、甲板自体がジェット噴射に耐えられない構造という話しもある。結局のところ、この「ひゅうが」の運用想定が奈辺にあるのかが、少し分かりづらいな・・・という感じがしないでもない。
乗艦するタラップの前は既に行列が・・・
実際に乗艦するまでに、ここで第二の苦行が。
待ち時間は30分~♪
しかし、しかし、これはこの後の序章。
この広い航空甲板に出るまでに、狭い通路を上って行くのだが、子供や高齢の方にはかなり大変な道のりだった。それが大渋滞を産んでしまうことになる。
つまり、通路 → ラッタル → 通路 → 大きな会議室 → 通路 → ラッタル → 甲板(ゴール!)
と、いう具合になっている。
順路に指定された中に大きな会議室(多目的ルーム)があるのだが、そこにどんどん人が集まってくる。
けれども、その部屋から甲板までは、また狭い通路なので、如何ともしがたいのだ。
<大きな会議室>にそんなに人が集まることは想定していなかったのが、エアコンの性能も目一杯。
殆ど蒸し風呂だった。その上、艤装のペンキ等が乾ききっていないのでシンナーの臭いが・・・。
これは本当に苦行だった(笑)
この時に放送されたコメントが、また就航したばかり何だなと思わせたのだが、「他の甲板への通路がないか検討しております・・・・」。自衛隊の人にとってもドタバタのお披露目だったのだろうな~。
あがってきて、ホッとしたのも束の間。
艦尾を見ると帰る人の列が・・・。
と、いうことで上述のニュースのごとく、使用を予定していなかった昇降機が大活躍となりました。
乗って見ましたけれど、正直、圧巻。
また、11機搭載可能という格納庫も、なかなか見物だった。
航空甲板から米軍の横須賀基地を見れば、数隻のイージス艦が。
一番手前は、マクキャンベル (USS McCampbell, DDG-85)が。きっと先週まで日本海側に行っていたのだろうか。その向こうにはジョージ・ワシントン (USS George Washington, CVN-73)が。
やはり本物、空母は遠目にみても大きい。
と、苦行が数回あった、楽しい週末であった。
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