南十字星と牛を追って(1) ~ 成田へ・・・ ~ [旅行]
旅行から帰ってきて毎回思うのですが、「なぜもっと色々な写真を撮っていなかったのかな・・・・」と。今回のオーストラリア、ニュージーランドへの旅程でもこの点は返す返す残念です。
特に出発の日は、まだテンションが日常生活モードであったこともあって、全くといって良いほど、ろくな写真がありません。
その中で撮った何枚かから今回の旅程を振り返り、感想を書いて行きたいなと思います。
この日の、東京はすっかり秋に包まれ、やや肌寒い日でした。
私自身は、南半球に行くのだという事で夏用のジャケットにチノパンというスタイル。
周囲の方々は、ダウンを着ているというとても違和感のある状態でした。
それでも、成田エキスプレスを待つ大きなスーツケースを持った人々の間に入った品川駅の13番線では少し違和感も解消されましたが。
品川駅12:50発のNEX27号は満席という訳ではありませんでしたが、品川駅で3割ぐらい次の東京駅で半分は埋まっていました。羽田空港の国際線定期路線が運行を始めた事と無縁ではないのかもしれません。
せっかく新型のE295系を投入したばかりなのに・・・と思わずにはいられません。
この車輌に乗るのは初めてです。と、いうよりも成田へ電車で行く事自体が久しぶりでした。
乗車すると、直ぐに大型荷物置き場があります。欧州の特急列車では見た事があったのですが日本の車輌でここまで大きくスペースをさいているのは成田空港への連絡特急という正確を反映したものだからなのでしょう。また、世の中の世相を反映して番号によるセキュリティロックもついています。
車内は、253系を踏襲しシートは黒を基調とし赤のアクセントがデザインされています。車内は日本の他の車輌と同様白熱蛍光灯でライティングされた明るい車輌です。たまに思うのですが、特急列車の車輌はもう少し明かりによる住環境のコントロールがされてもいいのではないかな・・・と思います。JR九州はそういった点で評価できる車輌作りをされている気がします。
まあ、首都圏の移動はせかせかとしているのでテンション全開でいられる様なライティングでもいいのかもしれませんが。
成田駅を過ぎると雨が窓をたたき始めました。そして窓の向こうには煙る水田や竹藪が拡がっています。まあ、日本的な情緒があって良いという解釈もできますが、日本に初めて来た人は<東京>はなんて田舎なんだと思ってしまうだろうなと、考えてしまいました。
成田空港第二ターミナルへは、13時54分に到着です。
しかし、今日乗るQF22便は20時30分出発です。実は、空港でミーティングをする事になっていてこんな早くに出てきたんですね。本当はカード会社のラウンジでゆっくりして、その後シャワーでも浴びて出発したかったのですが・・・。
実は、この南半球への旅程は会社での出張でした。
しかも11名という団体行動です。
(団体旅行なんて、高校生の修学旅行以来!)
更に更に、私は会計係というもに任命され、宿泊費やそのた経費を全て現金で預かり、それを帳簿化するというお役目でした。
ミーティングは、現金の授受と確認というのが目的でした。
昭和30年代ではないのですから、現金で渡すのは勘弁してくれということをかなり前から交渉して代替手段を提示していたのですが結局認めてもらえませんでした。
(これに関しては、報告書でもまた記述したいと思っているのですが、どこのホテルでもレストランでも偽札ではないかという疑いを向けられました。当たり前だな。)
この辺が、会社が国際化していない笑える点です。
いよいよ、南十字星と牛を追って成田空港を飛び立ちます。
会計係のあたまいっぱいで全然写真を撮っていなかったのですが、QF22便の本日のシップはB747-400型です。
席番号は67H。限りなく後方の通路側。
うん、好みの席です。
機内の様子は、また今度。
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