【読書感想】実録・警視庁公安警部―外事スパイハンターの30年 [読書]
実録・警視庁公安警部―外事スパイハンターの30年 (新潮文庫)
- 作者: 泉 修三
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/10
- メディア: 文庫
海外工作員とそれを追う警視庁のスパイハンター・・・・。
第一線でKGBや外国諜報機関や国際テロリズム、あるいは左翼との戦いを赤裸々に綴った1冊だと思って手をとりました。
実際のところは、著者の<壮絶>な警察人生をの記録とした方が良いのではないかと思いました。実際の警察の重要性と業務の複雑さ、普段意識していない事を垣間見られた重要な記録なのでしょう。
ただ、文章が少しいったり、きたりする感があります。
それはある種の躍動感や緊張感ともいえるのですが。
しかし、個人的にはいま少し整理されている方がいいのかなとも思うのですが、それをしてしまうと本質として残された、生身の感覚が消えてしまうのでしょう。
ある意味、難しい1冊でした。
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