そういえば、裁判官の審査もある衆院選 ~ 判断材料を提供しないマスコミ~ [ニュースから]
衆院選が最後の盛り上がりをみせている。
と、いうより、朝から騒々しい。
なぜ、日本の選挙は叫き立て、名前を連呼する事で当落が確定するみたいな状況になってしまったのだろうか?
まあ、それはおいておく。
選挙が政党の争いになるというのは、それは当たり前の事なのだが、この衆院選にはもう一つ大切な投票がなされる。それが「最高裁判所裁判官の国民審査」だ。
新聞等には各裁判官の「裁判官としての心構え」「最近読んだ本」「趣味」といったプロフィールに大きく紙面が割かれているが、肝心の「この裁判官は過去にどんな判決を出したのか」はほとんど分からない。
実は、これが一番大切なのではないだろうか。
前回の選挙の際には、これを全く意識していなかったので、調べて行くのを忘れていたが、今回はと思い調べ始めた。
まず、裁判所のWEBサイト。
新聞と五十歩百歩。まったく判断の材料にはならない。
じゃあ、判例からとも思ったけれど、そもそも何時、どんな裁判が行われていたかを詳細には知らないし、全部見るのがつらいので断念。
この国では、最高裁判事の任免権限は、憲法によって最終的には国民の手にゆだねられてきたというのに、なんでこんなに分かりづらい資料しか提供されていないのか?
そもそも、そんな事をさせまいとする意識があるのではないかと疑いたくなる。
なので、結論として適当に○をつけるという消極的な信任投票をすることになるのだろう。
でも、ひとまず怪しげな人を私はみつけた。
それは、外務省から天下りした元外務事務次官の竹内行夫判事である。彼は外務事務次官の当時、米国のイラク攻撃を支持し、自衛隊をイラク派遣に派遣した責任者だ。
彼は外務事務次官の当時、米国のイラク攻撃を支持し、自衛隊をイラク派遣に派遣した企画責任者だ。
単なる米国の追従外交を展開した責任は、今後の日米関係のありかたに大きな影響を残したのではないだろうか。(ドイツの様になぜ、独自の確固たる意見がもてないのだろうか。)
その自衛隊のイラク派遣を、名古屋高裁は昨年4月違憲であると断じた。つまり、憲法を破った人物が「法の番人」となるなどということが認められていいはずがない。
それでは、個人的に、もう少し考えたいという方の為には以下のようなサイトがあった。
是非、参考にしてあるべき権利を行使したい。
「忘れられた一票 2009 ★ 最高裁判所 裁判官 国民審査 判断資料]
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