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見捨てられ置き去りにされる日本市場 ~ 寂しい東京モーターショーからみる今日 ~ [ニュースから]

第41回東京モーターショーが一般公開されたようだ。

ニュースで見ていると世界の五大自動車ショーのひとつと言うわりには、会場には悲哀感さえ漂う。

出品者数が2007年の246社から今回は113社へと半減したそうな。しかも海外の自動車メーカーで出品したのはわずか3社。

マスコミもはっきりと言えばいいのだ。
アジアにおいて「東京」は、見本市を開催する地位にありません、と。
だれが、こんなしょぼいエキシビションにお金を払ってまでいくというのだ。

今年の4月に行われた上海モーターショーでは、金融危機の煽りを受けているにもかかわらず合計17万平方メートルの展示会場に1500社が出品している。雨後の竹の子のように自動車メーカーが出現しているということもあるのだろうけれど、東京の展示面積に至っては8分の1の2.2万平方メートル。

売り上げ台数だって、中国の半分。しかも今後伸びる可能性があまりない、とくれば欧米メーカーからみれば上海での開催を選ぶに決まっている。日本のメーカーだって、お金のかけがえのある上海にまとめてお引っ越しなんてことを言うだろう。

あるいは、もう言っているのかもしれないが「情」に訴えられてしょうがなく日本での開催を小規模であるにせよ出品を飲んだのかもしれない。

こういった、日本を通り過ぎている事例は枚挙に暇がない。

日本の市場は、古いしがらみや、現在利益を吸っている寄生虫的関係者に雁字搦めになり改革できないうちに見捨てられてしまったのだ。

航空市場だって同じ事だ。

いつまで経ってもできない「いなか」の空港。しかも着陸料は世界一高いときている。
不必要に増えた地方空港を潤すために、国際線の勧誘を積み上げてみれば仁川空港を極東エリアにおけるハブ空港に成長させてしまっていた。

常識的に考えれば、羽田と成田で乗り換えなんて面倒くさいこと誰がするのか。
この空港間に乗り換え専用の無料新幹線も走っていれば、まだ考えられたのだろうが。

感情論で韓国や中国は嫌だと、島国根性の大衆が騒いでいるうちに、騒ぐまでもなくより発展性のある彼らの市場で物事が決まる様になってしまっている。

もしかしたら、日本企業の面をかぶっているが、資本は中国・韓国になっている企業というのも増えているのではないだろうか。

東京モーターショーの落日を見て、そろそろ私の様な一般大衆も、この島以外でも生活基盤を持たなければいけないのだと思った。

いや、もう遅いのかもしれないけれど。


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