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京王線 6000系 ~ これも絶滅危惧種なんだよね~ [鉄道]

京王線を利用する様になったのは、1992年の大学へ入学した時だ。

当時からちょっと変わった鉄道会社だな~と、うっすらと思っていたその代表が6000系車両だった。正面からみると左右非対称な窓ガラスの配置で、ウインクをしているように見えると評した人もいた。

でも、電車というのは左右対称と固定概念があった私には、なんだか変な車両だな~としか思えなかった。非対称な理由は何かあるのだろうが、個人的にはきっとコストダウンの為だと勝手に思い込んでいる。(どなたかご存じでしたら教えてください)

その当時は、6000系はまだまだ主役で乗車する機会もかなり多かった。しかし、ここ1年間位をみていると本当に乗車する機会が減った。通勤で利用しているので一日2回は最低乗るのだが一時に比べるとかなり確立が低いな~なんて思うようになっていた。

そうしたら、2月22日をもって8両編成は全廃で、2両・4両編成も2010年度いっぱいで全廃となり(公式ニュース)、13日、14日、20日、21日は8両編成に<「高尾」のヘッドマークを6000系車両に掲出して運転します>だそうな。

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そんな話に触れたので、朝の通勤時に乗車した際、桜上水の通過待ちの時に1枚撮ってみました。

「葬式鉄」という言葉まで創られてしまうぐらい、だから週末はえらい事になるのだろうけれどね。

首都圏からまた普通鋼製の車両がいなくなるな~。

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最後の力走 ~東京駅発着最後の寝台客車特急、富士~ [鉄道]

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今日は、所用で午前中休みをとっていたこともあり、「第2列車」、特急富士を川崎駅で捉える事ができた。本当はホームの横浜寄りに行ってみようかと思ったのだが、たいしたカメラも持ってこなかったので、何だか気が引けてしまい東京寄りで川崎駅を通過する富士号を撮してみた。

正に最後の力走と言えよう。
明日、13日発分で東京駅発着の客車寝台列車は長い歴史を閉じる。

明日の東京駅の出発は、ちょっとしたセレモニーだろうな~

ちなみに下り大分行きが、栄えある「第1列車」になる。

今後、この番号を引き継ぐ列車が現れるのかは分からないが、鉄道の一つの時代がまた終わりを告げることにはかわりはないだろう。

あとは、その栄光を先人達の著作の中におうのみとなるのだろうか。
そして、まず思い浮かぶのが「阿房列車」だろうか。

第一阿房列車 (新潮文庫)

第一阿房列車 (新潮文庫)

  • 作者: 内田 百閒
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 文庫

この第一阿房列車 (新潮文庫)などはその最たる1冊だろうか。

阿房列車 1号 (IKKI COMIX)

阿房列車 1号 (IKKI COMIX)

  • 作者: 内田 百閒
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/02/24
  • メディア: コミック

いまではマンガでも読む事ができるようだ。

でも、百閒先生の息吹はやはり前者の百閒先生自身の文書からこそ感じる事が出来るのではないかと思う。


ちょっと懐かしい初夏の碓氷峠 ~モノクロ写真なのが・・・~ [鉄道]

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天気がよいのだから外へカメラをもって自転車で散歩にでも行けば良いのだが、1週間連続でお酒を飲んだのが響いたか、すっかり疲れ切ってしまい外へ行く気がおきない。

そこで、最近始めたネガをスキャンしたものから懐かしい物を。

今回は、初夏の碓氷峠である。

おそらく私が中学生の時に撮影したものだと思われる。
1986年か1987年だと思うが、正確なところはもはや分からない。撮して歩き回る事が楽しくて正確な記録という事にまでは気が回っていない。JRになる前だと思われるから1986年の夏だろうか。

急行妙高で夜、上野を発ち、軽井沢駅から歩いて山を下りながらぼちぼちと撮影した。

当時、中学校の写真部にいた事もあって秋の文化祭用の写真をモノクロフィルムで撮っていた。

ネガから分かる範囲だとKODAKのTRI-Xのようだ。

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横川~軽井沢間の一コマ。

EF63 4号機とEF63 21号機の重連にアテンドされた「特急あさま」だ。

189系か489系かは私の分析力ではわからない。様々なカラーリングの特急が走り回る今日からすると、少しバラエティに乏しいが、国鉄標準色で統一され、どこからでも特急とわかった時代の方が、個人的は好きなのだが・・・。

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これは横川駅の一コマ。
全ての列車が横川駅に長時間停車していたのんびりとした時代。

多くの人が「おぎのや」の「峠のかまめし」を買い求めていた。そして列車がでると必ずお見送りを写真の様にされていた。いまは一個900円(だったと思う)だが、当時は700円だったんだな~。

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タグ:碓氷峠 EF63

「東京総合車両センター」へ行ってみた ~子供って電車好きなんだな・・・♪~ [鉄道]

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昨日(8月23日)、雨がいまも降りそうな中を出かける通り道だったこともあり、少し早めに家を出て大井町にある東京総合車両センターへ行ってみた。

夏休みの週末ということもあるのだろうか、沢山の子供が溢れていた。 面白かったのは、入り口で迷子になった際の呼び出し用名札を配っていたこと。 作業場的な合理性のある手法だな~と思わず感心してしまった。

勿論、親子連ればかりではない。迷子札はもういらなくなった小学生ぐらいから、お仕事はリタイアされているのだろうな~という鉄道ファンの皆さんも大集合していた。
(お前もその一人だろうって!<笑>)

ここで、ふと思ったこと。

鉄道ファンと呼ばれる年齢層に少し偏りがあるのかも・・・。お子さん連れをちょっと除外して、必死にカメラを構えている人々を見た感じ、

  • 小学生から高校生ぐらい (2割)
  • 20代   (2割)
  • 30~40代 (4割)
  • 50代以上 (2割)

と、どうも自分の世代<30~40代>が圧倒的に多いような気がした。
しかもこの世代、なまじっか給料もちゃんともらっていて、独身ならば趣味にお金を使いたい放題なこともあって半端なくカメラもいいものをお持ちである。しかもデジタル一眼レフでわりとここ半年ぐらいに発売されたものが・・・。う~ん羨ましい!

しかし、本当に銀塩フィルムカメラを持っている人を見なくなった。

逆に、小さい子供もみんなデジタルカメラを持っている!私の幼少期にはこんなに子供がカメラを持っているなんて見かけなかったな~と思わず感心してしまった。しかも大人に混じって、必死に写真を撮っている。それ以外の驚きとしては、カメラを構えて撮影している女性がちらほらと散見されたこと。これまでこういった場には、お子さんを連れた「お母さん」はよくいらっしゃるのだが、単独や数人のグループでの女性はあまりお目にかかったことがない。

鉄子の旅 」や「 女子鉄 」、あるいは私が読書感想でかいた「 女子と鉄道 」といった様な書籍が刊行されることで、この分野でこれまでは隠れていた方々が世にでてきたのか・・・、なんて色々と考えてしまった。

ある意味、車両センターよりも、そこにあつまった人達を見ている方が楽しかったような気がする。

それはさておき、毎日通勤電車から眺めてはいるものの、滅多に立ち入ることができない世界をただ人間観察で終わらせてしまっては面白くない(?)ので私もちょっと写真を撮ってみました。

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まずは、1枚目。
毎日乗っている電車が、台車を外されただの「箱」になっています。なんとも工場ぽい。

 

 

 

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これは車輪のストッカーのようです。このように整理されているのですね。

 

 

 

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検査場(車両センター)へ入場してきた車両です。

 

 

 

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車両を1一両ずつに振り分けて、次の検査場へ入れる為の設備のようです。この写真ではおそらく205系だと思うのですが、中間車両が1両のかっています。

 

 

 

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上の写真との連続ではないのですが、<新型車両用の検査場>と銘打ってあった建物だったと思います。確かに新しい建物でした。

 

 

 

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これは新しい検査場内に引き入れられていたE231系です。電車を線路より低い位置から見るなんてことは滅多にないですよね。

 

 

 

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きれいな車両の写真は他の方のブログを除けばたくさんあるので、載せるのを止めました。左の写真の様に、熱心にかくあるべきという構図で撮影されている皆さんに私の40分ぐらいでふらりとまわった写真はかないませんから。

この写真を撮りながら、気になってしょうがなかったことを書いておきたいと思う。

独身の鉄道ファンの皆さん、もう少し服装にも気を使ってみては如何でしょう?
「服なんて着られればいいんだよ!」と言われるかもしれませんが。でもちょっとしたことで雰囲気は変わるらしいです。

一例だが、何人かおられたので(同一グループではなく)。同じチノパンを購入するにしても高い安いというよりいま少し長さを気にされた方が・・・。なぜか、一様に裾丈が短いのでスニーカーはおろか「白い(これも同じ・・・)ソックス」まで見えてしまっている。もしかして高校生ぐらいからはいているのだろうか・・・。

いま一つはあまり自分の撮影に夢中にならずに、ふだん気にしない低い目線位置を気にしてみては如何だろう?そこにはあなたと同じ情熱で写真をとっている小さい鉄道ファンがいますよ。

最後に、作業場はきれいにしておくことが安全につながるという、現代の職場管理方針が徹底されているだろう。
写真からも少しは雰囲気が伝わるかもしれませんが、どの作業場を整理整頓がされてた。こうやって日々の安全の一端が作られていくのだということが分かった「工場見学」であった。



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副都心線渋谷駅のダブルクロッシングポイント ~期間限定、今なら真上から観られます! ~ [鉄道]

デル株式会社

昨日、朝から渋谷へ所用があって出かけてきた。
要件を片付けて宮益坂を下ってくると宮益坂下の交差点に、新しく地下鉄と東急田園都市線への入り口が作られていた。滅多に渋谷へ行くことがないので、日々の移ろいの早さを感じてぼーっと信号を待っていたのだが。

よく見ると、メトロの表示の中に「副都心線」の文字が・・・。

嫁さんも出勤日であったので、特に急ぎの用事もなかったので早速行き先変更ということで、おもわず階段を降り始めてしまった。

ふだん、渋谷駅へ銀座線かJRで行く為、渋谷駅の地下というのは殆ど未知のゾーンで東急田園都市線の人波にもまれながら副都心線のホームへ向かった。

ホームへ降りるコンコースやホームを見て、なるほど東京メトロが派手に宣伝するわけだなというのがわかった。

全体的にゆとりがありる設計で、これまでの鉄道建築のようにぎりぎりの機能目一杯という構造からは一歩ぬきんでている。いまから10年前に大阪で暮らしていた時に思った御堂筋線に見られるような良い意味での「無駄」があった。これがこれから年数が経過して東横線も入ってきた時には余裕がなくなってしまうのかな・・・と想像すると少し残念だが。

それよりも今回の目玉は、期間限定で間近でみるダブルクロッシングポイントである。

これまで鉄道模型を作ってきても、色々なところへ鉄道を乗りにいっても、どのように線路が配置されているかということは、あまり気になったことはなかった。

ではなんで今回は?というと「地下鉄」で「ダブルクロッシングポイント」を間近で見られるというコメントをメトロの広報誌の中に見たからである。まあ、ぱっと出の物好きと言われても致し方ないのだがしかし正直にいって、チャンスがあるなら行ってみても良いのでは?と思わせるポイントだった。

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左の写真が、そのポイントの私が撮った写真。少しおかしいと思いませんか?

ローカル線の一日に何本も来ない駅ならいざ知らず、土曜日の昼間といえど、数分に一本は電車が来る駅。しかもサミットがらみで警察官総動員の警戒態勢。

線路の上なんかに降りて、記念撮影なんてしていたら、テロ容疑で捕まってしまうに違いない。

この線路はどうやら東横線へ開通した段階で使用を始めるべく、準備はされているがまだ使用されていません。

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それだけではなく、線路の上にに渡り通路が組まれ、現状ではこの線路の左右の線路に対して自由に行き来できるようになっている。しかもダブルクロッシングポイントぎりぎりまでその通路がせり出しており、ついでに電気までつけてある。と、至れり尽くせりの状態なのだ。

右の写真の奥にダブルクロッシングポイントがある。この通路の下は正に線路。なので天井になんの化粧もない。

 

 

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このように線路に対して通路が何カ所か設置されている。しかし面白いのは何でわざわざこの様なものを設けているのかな・・・と、いうことである。

通路が撤去されて、天井に架線が張られる。

それがあるべき渋谷駅の姿なのだが、それまでにはもう少し時間がある。

よってふだんは見られない、地下鉄内のダブルクロッシングポイントや構造を愉しんでもらおうという東京メトロの配慮なのだろうか・・・。

 

もしそうだとしたら、なんとも面白く心憎い企画ではないだろうか。

2012年の相互乗り入れまでこのままの状態なのかどうかは分からないが、どちらにしても期間限定であることにはかわりがない。

渋谷駅を通られたら、ちょっと覗いてみてはいかがだろうか。


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台湾高鐵 ~桃園国際空港から台北まで台湾新幹線に乗ろう!~ [鉄道]

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台湾新幹線こと、台湾高鐵(TAIWAN HIGH SPEED RAILWAY)を短時間ではあるが、最も時間的にも旅程的にも効率よく乗ってしまおうというのが今日の本題である。

台湾人の友人達に言わせると日本でも乗れる物を、何故わざわざ乗りに来るのかと聞かれたが、やはり海外で同胞に会うかの如く、その活躍を覗いて見たいと思うのが正直な心情である。欧州の高速鉄道の色も残りながらも、「新幹線(Shinkansen)」の700系をベースにした車両をオペレーションしていることを詠っていることも好感がもてる。

同じような時期に輸出して、技術の細部まで根こそぎ収奪して、あとは自国で開発をしたような振りをして「子弾頭」なんて愛称を付けてる、どこぞの国とは大違いだ。

閑話休題

桃園国際空港から台北駅まで高鐵(新幹線)に乗ってみようと思った最初の理由は、約1時間バスに乗るよりも時間に正確なのではないだろうかと思った事と、旅程的に他日改めて乗りに行く事は難しいのではないかと思ったからである。

旅行の場合、「したいな」とか、「ほしいな」と思った事は、後にまわすと意外と実現できないで終わってしまう。ということで、台湾に入境して早速乗ってみる事にした。

今回は、日本アジア航空(EG)を利用したので桃園国際空港第2ターミナルから高鐵桃園站へ、まず路線バスで向かう事にする。バス停は、感覚的に書くならば到着ロビーを出たら右に向かって・・・という感じではあるが、すぐにtourisut informationへ行き高鐵行きのバス停を聞いた方が確実である。日中の間隔は15分に1本ぐらいだが、あまり時刻表通りに来ない上に、座席数しか乗車させないため他のターミナルでの乗客が多い場合は乗る事ができない。(私も1本待たされた)

高鐵桃園站 705番
・料金 30元 (お釣りはでないので、少額コインの用意を!)
・所要時間 約20分

少し見にくいが第二ターミナルのイメージを書いてみた。 バス停.jpg


時間の制約が多く、確実に目的の時間の新幹線に乗られる事を希望する場合には、タクシーで桃園站へ行かれる方が良いと思う。

かなりせっぱ詰まっていたので、駅構内の写真はないが自動券売機と窓口がある。今回は次の台北行きまで4分しかなったので、窓口へ。以下の3点をもらってプラットホーム(月台)へ。普通車指定席で160元

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プラットホームは地下3階になる。
安全柵等はない。国内ではみないオレンジのカラーリングがやはり斬新だった。


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普通車の車内。
降りる間際に気が付いたのだが、車端に大型手荷物用のスペースもある。TGVの様にデッキではなく車内にある。


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台北站も地下になる。島式ホーム2面がある。


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ただホームの幅が狭い。在来線のホームも平行して設けられているのだが、地下とはいえ制約が多いのだろう。
出口へ向かう通路は少し混み合っていた。日曜日の昼間だからだろうか4割ぐらいの乗車率であろうか。


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どうやら乗車した車両が最初に導入された編成だったようだ。


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総括。 わずか30分弱の乗車であったが、それなりに堪能できた。また桃園站と桃園国際空港との間の連絡さえもう少し考慮してくれれば、市内から時間の読めないバスやタクシーを利用するよりも効率的な移動手段になると思う。料金的な部分は、市内までの移動手段としてバスを考えてきた人にとっては、合計190元と感覚的にはやや高めだが時間の精度が上がるという事で個人的には是だと思う。例えば台北站周辺でおいしいお昼を食べて計画的に帰国するなんてこともできるかも。

●台北市内までの参考料金

・Airport Bus 100~130元 (路線、会社毎に異なる)
      → バスのグレードも少し異なるかも
・台湾高鐵(普通車) & 連絡バス 190元
・タクシー 1200 ~ 1300元ぐらいらしい(ガイドブックより)
いま少し詳しくかかれているblogもあったのでこちらも参照されるといいかもしれない。

http://blogs.yahoo.co.jp/pingyetw/35916927.html


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鉄道博物館へ行ってみた(2) ~ 期待はずれ・・・・~ [鉄道]

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前回、鉄道博物館が期待はずれだったということを書いた。
それは博物館というよりはテーマパークを目指したのではないだろうか・・・と思ってしまったからである。
すべてが全て悪いという訳ではない。
「ヒストリーゾーン」に展示してあるマレー型9850型機関車など内部構造見易いように外装を一部はずしてあったり、下側を見えるように車両の下へ回る通路を設けたりと意識をして展示してあるものもある。
また急行型の車両では、日本食堂の売店で購入できる駅弁を食べられるなど、鉄道博物館と冠する工夫もあるとは思う。

しかしながら展示車両の絶対数は少なかったり、どのような指向性をもって、展示している車両が選ばれたのかがいま一つよく分からない。

お召し車両や1号機関車、あるいは「キハ41000形式気動車」のような鉄道記念物的車両は、それ自体が展示してあるだけでも価値があるからいいと思う。もちろん他の車両もそれぞれに意味はあると思うのだが、これだけでは日本の鉄道を語るには少しさびしいのではないだろうか。

また博物館の構造自体が拡張の余地がないように見え、展示物を入れ替えもむずかしそうだ。
つまり時間軸が、建設時の構想にのみにあって先への期待感もうすい。
(過去における時間軸の取り方も一応は長いが、非常に短いし・・・)

コレクションゾーンも正直にいって、これのどこがコレクションなの?という内容だった。
これから充実していくのかもしれないが、展示スペースがそれほど確保されているとも思えない。もしかして収蔵庫だけは巨大で、季節毎に変えていくのだろうか・・・。

個人的な感想として「鉄道博物館」は、シュミレーターとパークゾーンにあるミニ列車に誤魔化された鉄道テーマパークであり博物館としてはまだ機能していないように思う。イギリスのNational Railway Museumを見てみると、入場料は無料だし蒸気機関車だけでも100両をコレクションし、明確なコレクションポリシーもある。もちろん国営の歴史ある博物館と民間の財団が運営する博物館を比較するのは酷ではあるが、あまりにも大きい差に愕然とする。車両の収集は難しくても、コレクションゾーンの充実は切に願うところだ。

「博物館」という考え方がイギリスと異なるし、財源が異なる異なることも分かる。しかし、「博物館」が単に「楽しい」ということを提供するだけの場でいいのだろうか。本当に遠足でくる小学生はラーニングゾーンにあるような「子供だまし」だけで知的楽しさを覚えるのだろうか?

なんとなく今の日本の「知」に対する考え方が、薄い「エンターテイメント」的に流されていることが少しさびしかった。小さいお子さんがいる鉄道好きには良いかもしれないが、いい大人が1000円も払って行くにはちょっと?な施設であると私には思えた。



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鉄道博物館へ行ってみた(1) [鉄道]

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振り替え休日の消化を平日にあてて、人気の鉄道博物館へ行ってきた。
京浜東北線に揺られて1時間ちょっと、有楽町を過ぎ席も空いたのでゆっくりと読書タイムに当てることもできた。平日にジーンズにスニーカー履きだと少し後ろめたい気持ちもあるが、そこは休日に働いた分だと割り切り状況を楽しむことにする。

大宮駅からは、ニューシャトル(埼玉新都市交通)に乗り換えて一駅、鉄道博物館駅(大成)で下車する。3分ほどで運賃は180円である。10時代にはいると本数が15分に1本になるので、時間は確認していくのがいいと思われる。私は10時15分のシャトルに乗ったのだが、この時点で老夫婦や意外と若いカップル、子連れのお母さん達と、殆どがきっと博物館で降りるのだろうなと思われる人たちで大宮駅のホームは込み合っていた。

博物館の入場にはsuicaかpasmoをもっている場合には、それを使用して入館料を支払うし、入館の改札口もそれらをかざして入ることになる。持っていない場合には、鉄道博物館のロゴが入ったテンポラリーのカードが「発行」される。図柄は、大人・子供。団体等で色分けされていて、なかなかいいのだが惜しむらくはそれが出口で回収されていた。ちなみに入場料は1000円

 <回収がされるので出口の改札も別>

入ると右手に1号機関車がすぐに見えるので車両展示室へ自然と体がいってしまう。

ターンテーブルを中心に、「非常に大雑把な区分」だが各時代の車両が展示されている。

蒸気機関車を真下から覗けるなどの展示の工夫があり、面白い。

ラーニングゾーンには、子供でも分かりやすいように、鉄道の仕組みを模型や部品を使用して解説している。

そして人気のD51シュミレーター

確かにそれなりに趣向も凝らして、ボランティアの人達だろうか其処かしこに鉄道員の作業着をきた人達が車両の整備(?、清掃?)をしていて、がんばっているのは分かる。

しかし、正直にいって非常に拍子抜けした博物館だった。
事前に入場料は1000円だということが分かっていたので、、WEBサイトで見る以上に何かあるのではないかと期待していったのだが、まるで期待はずれだった。

それについては次回少し書いてみようと思う。



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N700系に乗る [鉄道]

少々ネタとしては遅れたものになってしまうが、この15日にN700系に乗車する機会があった。

「鉄ちゃん」と呼ばれる次元からは、知識もバイタリティも程遠くなってきてしまったが、あたらしい車両が走り始めるとやはり乗ってみたくなるのは三つ子の魂百までというところだろうか。

運よく我が家のお墓は京都にある。結婚したのを機にこの連休の一日を使って嫁と我が家のお墓参りへ・・・という大義名分をかざして乗車する機会を作り出した。嫁さんは、ほとんど諦め状態とはいえ何も好き好んで朝6時の新幹線にすることはないだろうという顔をしながらも指定券を受け取ってくれた。

この日に限っていうと、結果的にこれが良い結果となるのだが。

のぞみ99号 品川6:00発 → 京都着8:05というスケジュールであったが、15日は台風4号の本州上陸により午前中は近畿より東海地方は暴風雨の大荒れの天気であった。私たちの乗車したのぞみ99号も、この台風を意識してキャンセルをした方が多かったのか、3連休の休日にしては2割ぐらいの乗車率でいたって静かな出発であった。(ただしホームでは子供も大人もカメラを向ける大盛況であったが。)のぞみ99号も途中運転の見合わせを車内の電光掲示板上では常に示唆していたのだが、富士川周辺で徐行運転をするにとどまり、40分ほどの遅れで京都へ着くことができた。

徐行運転中も少し長いトンネルがあると加速をするのだが、その加速力は座っていても何となく分かる程改善されていた。通常速度での運転を行った名古屋駅での出発には、回復運転を実施していたこともあるのだろうが、強く感じられた。

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 より平たい印象の方となった。

そして側面のエンブレム。

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車内は700系に比べてすっきりとした感がする。空調の出口やテーブルの多きさなど随所に変更点はあった。なによりも変化を感じたのはシート。正直なところ硬くなった。

 

 

 

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左の写真の赤い四角い枠の中が電源コンセント。

2009年には無線LANのサービスも始まるということだが、それ以前に電源を気にずることなく移動中に資料作り等ができるようになることは、ありがたい。

そういうこともあってテーブルが大きくなり、そしてシートが硬くなったのか!と、勝手に納得してしまった。もっともシートの硬さについては、きっと工学的な見地からきちんとした回答があるのだろうが。

まだグリーン車に乗っていないので、評価をするのは尚早かもしれないが、ひとまず東京~大阪を仕事で使うということであれば、窓側の席が確保できるのであれば、70点かな、個人的には。


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